企業がYouTubeを始めて、実際にどんな「良かったこと」があったのか。この記事では、私がこれまで運用・制作に携わったチャンネルの中から、集客・問い合わせ・採用・ファンづくりのそれぞれで手応えがあった事例を4つご紹介します。
01来店のきっかけになった(住宅会社)
注文住宅の会社さまでは、展示場を1軒ずつ案内するルームツアーをシリーズで制作しました(2023〜2024年・全8本、累計約4.3万回、最も見られた回は8,964回)。
良かったのは、来場前に家の中をじっくり見てもらえるようになったことです。展示場は「行く前に雰囲気が分からないと足を運びにくい」場所。動画が、来店をためらう人の背中を押す役割を持ちました。(事例の詳細)
02動画から直接の問い合わせが来た(転職支援)
転職支援の企業さまでは、資格「電気主任技術者」をテーマにした解説動画が、公開から約1年後に伸びて1.3万回再生(2025年7月時点)になりました。
良かったのは、その動画を見た方から、直接のお問い合わせが来たことです。検索され続けるテーマを選んだことで、公開から時間がたっても新しい人に見つけてもらえる「資産」になりました。(事例の詳細)
03仕事の中身と会社の雰囲気が伝わった(リノベーション企業)
原状回復・リノベーションの企業さまの公式チャンネルでは、職人の現場密着、社長インタビュー、新卒社員の声、フランチャイズ事業の紹介などを発信しました。
専門職の仕事は、外からは中身が見えにくいものです。たとえば「賃貸クロスの張替えってどうやるの?」の動画は1.4万回見られました。仕事内容と会社の雰囲気を動画で伝えることで、採用や加盟店募集の入口をつくる設計にしています。
04ファンが生まれ、新しい収益につながった(動物園)
北海道の動物園のチャンネルでは、スタッフと動物たちの様子を発信しました。コロナ禍で来園できない方に向けて動画を届け、ライブ配信の投げ銭やクラウドファンディングを組み合わせて収益化しました。
トラに肉の塊を与える企画は、BGMをあえて外して見入る映像にしたことで304万回再生(運用当時)を記録。動画を通じて、来園以外の形でも応援してもらえる関係が生まれました。
05うまくいった会社の共通点
目的がはっきりしている
来店・問い合わせ・採用など、動画のゴールを最初に決めています。
シリーズで続けている
1本で終わらせず、型のある企画を繰り返して積み上げています。
見た後の行動を用意している
概要欄やサイトで、次の一歩に進める導線を整えています。
まとめ
企業YouTubeの「良かったこと」は、再生数だけではありません。来店のきっかけ、問い合わせ、採用、ファンづくりなど、会社の目的に合わせて成果の形はさまざまです。まずは自社の目的を1つ決めるところから始めてみてください。